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Vol.206 セダンが来るでしょ?


私はセダンがクルと思っている。

事実、東京の靑山通りなどでは80年代のセドリックやボルボ240など古め「ザ・セダン」なクルマが非常に多く目に付くようになった。
イタリアでもちょっと前から旧いセダンが増えた。

差し支えがあるかもしれないが、結構な確率でオシャレな人(意外と若者が多い)や美人が多いのが気になるところだ。

乱暴に言えば、オシャレ好きの多くはあんまり人とカブりたくない。
悪目立ちは嫌だけど、センス良く際立ちたいというマインドが強い。
あからさまよりは、さりげなくと言うべきか…。

まあ、良くも悪くも「人と違う」という部分をいかにアピールできるかということに対して、とても熱心な人種であることは間違いないだろう。

 

 

そんな彼らが一目置くのが定番である。
Tシャツ、ジーンズ、チノ、コットンのシャツにシンプルな革靴やスニーカーetc.
よくできた定番を軸に、個性豊かなコーディネートをしていくというのが、標準的な「オシャレ」と呼ばれる行為の基本だと思う。

その意味では「セダン」という存在はかなりの定番といえる。
構造上のセダンが存在しているが、デザインという意味では、空力という言い訳を伴い、ずいぶんと中途半端なものばかりになってしまった。

よく言えば正常進化。
悪く言えば非定番化。

 

 

ところが、80年代くらいまでのセダンは、やはり世界的にも定番としてのデザインが厳然たる常識として存在していた。
横から見れば誰もがわかる3ボックスになるアレだ。
ここでいうセダンとは、その「ザ・3ボックス」のことだと思って頂きたい。

セダンは襟付きのシャツのように、中に乗る人を「キチッとしたもの」に見せる力がある。
別にロールスロイスでなくとも、メルセデスベンツのSELでなくとも、プジョーでもフィアットでも、セダンであればレースアップのプレーントゥのような理知的な感じがある。

組み合わせ次第では、とてもオシャレなアイテムになるのだ。

 

 

 


コロナで時間ができて、いろんなものをじっくりと選べるようになった昨今。

どうせならカッコイイ、楽しい、かわいいクルマ、に乗りたい!

という当たり前の欲求が今まで以上に強くなってきている。

中古車の売れ行きが好調なのに加え、さまざまな旧車に脚光が集まりつつある。
先のボルボ240などが典型例だと思うが、これからもっともっと端正なセダンというものが見直されると思う。

それではまた近々。

 

A prestissimo!!

 

 

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