コレツィオーネTV > イベント

河口まなぶ氏 インプレッション!!

アルファロメオGTV3.0V624V(ロッソアルファ)

2002年式 38500キロ

初めてFF化された先代のアルファロメオスパイダーとともに登場した2ドアクーペがこのGTV。4つ目のフロントマスクとボディサイドを貫くキャラクターラインが印象的な1台である。

今回の試乗車は3.0LのV6DOHC24バルブの、いわゆる「アルファのV6」を搭載した最後のモデルである。

個体をチェックしてみると、2002年式であることを考えるとエクステリア・インテリアのコンディションは悪くない。シートもまだ張りが残っており、目立った汚れ等はなかった。

シートに座るとショルダーラインが低いため、現代のクルマと異なって包まれ感があるというより開放感が強い。

走らせてすぐに感じるのはエンジンの力強さ。3.0LのV6は現代のエンジンとは異なって回転が増すに連れてトルクが湧き上がり快音を響かせる。その時の吹け上がりは当然痛快で、フィーリング・サウンドともに最近では滅多にお目にかかれない気持ち良さを備えている。まさに噂にたがわぬ官能をもたらしてくれるパワーユニットである。

加えてマニュアルトランスミッションそのもののフィーリングや、最近ではなかなか出会えない握りの細いステアリングホイールなども、現代のクルマにはない佳き部分で味わい深い。

また意外だったのはシャシーで、想像以上にしなやかだったこと。コーナリングにおいても滑らかな感覚を伴って足回りが動いてくれた。そしてこれもタイヤやダンパー等をリフレッシュすれば、さらに好印象の乗り味走り味を手に入れるだろうと思えた。

気軽に乗ることができる1台といえるだろう。

河口 まなぶ

 

 

 

1970年5月9日茨城県生まれAB型。日大芸術学部文芸学科卒業後、自動車雑誌アルバイトを経てフリーの自動車ジャーナリストに。

1997年よりA.J.A.J(日本自動車ジャーナリスト協会)会員、2009-2011AJAJ理事。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を2002-2003年度より連続して現在まで務める。

 

 

現在は、2010年に設立したweb上の自動車部「LOVECARS!」(http:/lovecars.jp )(部員1845名)を主宰し、メーカー/ユーザー/メディアの垣根を超えて”クルマを愛し楽しみ考える”を提唱し、様々な自動車イベント等を手掛ける。他に、スバルBRZのオーナーズクラブ『CLUBRZ』も主宰(http://clubrz.jp)し、600名以上の会員を擁してこちらでも様々な活動を行う。またFacebook上に「大人の自転車部」を設立し主宰、1050名以上のメンバーが参加している。その他に、新世代メディアを駆使して様々な表現を行っており、カービューでのブログ「まなブログ」は月20万アクセスを誇るほか、youtubeに自信のチャンネル「まなビデオ」は登録者数7500_人/月30万PV/再生回数1500万回以上を誇る人気チャンネル。ここでは全て自身で手がけた自動車動画の配信を行う。またユーストリーム上では週に一度「LOVECARS!TV!」をオンエアし、既に2年以上オンエアしている。その他自動車専門誌、web、TV、ラジオ、新聞、一般誌等様々なメディアへ寄稿/出演する他、ドライビングレッスンやインストラクターとしての活動も精力的に行っている。
(※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています)

河口まなぶ氏インプレッション!

 

 

 

MASERATI GHIBRI GT 2.0 V6 6MT
年式:1999年
車体色:グリジオツーリング
走行距離:56,500km
排気量:1,990cc

 

 

かつてのスーパーカーの名前が復活したのは、1993年のこと。新生したマセラティ・ギブリは、2ドアのクーペとして蘇ったのだった。
モデルの変遷としては、ビトゥルボをルーツとして、222へと進化し、その後継として存在したモデル。そこに現代的でマッシブなデザインが与えられたのだった。
しかし登場から20年、この個体としても13年を経て今、改めて目にすると、その印象は決してマッシブではなく、むしろ現代では絶対に創れないだろうエレガントさに満ちたデザインだと確信できる。醸し出される雰囲気は、そこはかとなくしっとりとしたものがある。

 
そうしてドアを開けると、もはや言葉では言い尽くせない。艶やかな室内が目に飛び込んでくる。その色使い、素材使い、デザイン…あらゆるものがエレガントという言葉の具現であると思えるほどの素晴らしいインテリアなのだ。そしてコンディションも極上と呼ぶに相応しいレベルだった。
しかもこの個体は、日本へは正規輸入はなされなかった本国仕様の2.0LのV6ターボを搭載した、極めて珍しい1台である。

 

 

 

 

走らせた瞬間、とても優れた感触が伝わった。以前にこのギブリのエボリューションともいえるシャマルに試乗したが、このギブリはそれよりも低スペックなはずなのに、むしろこちらの方が力があるようにすら感じた。2.0LのV6ターボは意外にも常用域でのトルクがあって扱いやすく、伸びやかな感覚を持っていた。そして同時に、独自のサウンドを心にまで響かせてくれたのだ。
シャシーも想像以上にしっかりしており、高速道路でも落ち着いた感覚が伝わるだけのスタビリティを備えていた。

 

 

 
6MTという設定からすると、どうしてもスポーツ的な部分を意識するが、実はこのモデル、なかなかどうしてMTなのに優雅な走りを味わえるのがポイント。その意味では、走りそのものの優雅さと豊かさを味わうには他に似たものを見つけることができない、貴重な1台だといえる。そしてこのモデルもまた、記憶に残る濃さを備えた1台だっと報告できる。
こうしたクルマとの生活は、側にあるだけで目に見えるもの全てが変わる…そんな風に思える。

 

 

 

 

河口 まなぶ

 

 

 

1970年5月9日茨城県生まれAB型。日大芸術学部文芸学科卒業後、自動車雑誌アルバイトを経てフリーの自動車ジャーナリストに。

1997年よりA.J.A.J(日本自動車ジャーナリスト協会)会員、2009-2011AJAJ理事。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を2002-2003年度より連続して現在まで務める。

 

 

現在は、2010年に設立したweb上の自動車部「LOVECARS!」(http:/lovecars.jp )(部員1845名)を主宰し、メーカー/ユーザー/メディアの垣根を超えて”クルマを愛し楽しみ考える”を提唱し、様々な自動車イベント等を手掛ける。他に、スバルBRZのオーナーズクラブ『CLUBRZ』も主宰(http://clubrz.jp)し、600名以上の会員を擁してこちらでも様々な活動を行う。またFacebook上に「大人の自転車部」を設立し主宰、1050名以上のメンバーが参加している。その他に、新世代メディアを駆使して様々な表現を行っており、カービューでのブログ「まなブログ」は月20万アクセスを誇るほか、youtubeに自信のチャンネル「まなビデオ」は登録者数7500_人/月30万PV/再生回数1500万回以上を誇る人気チャンネル。ここでは全て自身で手がけた自動車動画の配信を行う。またユーストリーム上では週に一度「LOVECARS!TV!」をオンエアし、既に2年以上オンエアしている。その他自動車専門誌、web、TV、ラジオ、新聞、一般誌等様々なメディアへ寄稿/出演する他、ドライビングレッスンやインストラクターとしての活動も精力的に行っている。
(※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています)

 

河口まなぶ氏インプレッション!!

自動車ジャーナリストで日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

でもある河口まなぶ氏による

弊社商品車・アルファロメオ スパイダーのインプレです。

同型車種のご購入をご検討されている方は

是非ご参考にされてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ALFAROMEO Spyder TS
車体色:ロッソアルファ 走行距離:29,000km 年式:1998年
排気量:1,960cc 5MT

 

 

長きに渡って生産されたアルファスパイダーの後を受けて、日本へは1996年1月に上陸を果たした2代目のアルファスパイダー。先代モデルがFRレイアウトを採用していたのに対し、このモデルでは同世代の他のアルファロメオのモデル同様に、FFレイアウトを採用したモデルへと転身を図った。また同時に、クローズドボディ版であるGTVがラインナップされていたことも、現在のアルファロメオを思えば贅沢なラインナップだったといえる。

 

今回の試乗車は1998年式。既に14年前のクルマなのだが、実際に向き合うとそれほど古い感覚を覚えないのはデザインの妙。しかも、それほどの月日を過ごして来たにも関わらず、走行距離が2万9000キロということも、さりげなく驚きの内容だといえる。
コンディションもなかなか悪くなかった。14年もの月日を経てここに在ることを考えると、極めてグッドコンディションと言って過言ではないだろう。

 

車両価格を聞くと、正直“本当に大丈夫なのか?”という想いが頭をよぎるのは当たり前。ただ、そんな想いを抱きつつ乗り込んで走らせた瞬間に思わず、「へぇ」とうなづくものがある。
まず、走り味が非常に軽快。車両重量は決して軽くない1400kg台にも関わらず、とても伸びやかな感覚が印象的だ。

 

 

 

 

 

 

 

装着タイヤやサスペンションの経年劣化などによる細かな振動等はあるものの、走りそのものは想像以上に活き活きとしている。
そして何より印象的なのが、2.0Lの直列4気筒ツインスパークユニットだ。
近年のアルファロメオは、意地悪な言い方をしてしまえば、かつてのアルファロメオのパワーユニットのようなオリジナリティは持ち合わせていない。時代の流れゆえそれは致し方ないことであるが、いま改めてこのツインスパークを味わうと、4気筒ながらも官能を覚えるフィーリングが全身に染みていくのをハッキリと感じ取れるのだ。

 

回転、反応、音、力感…あらゆるものが古き良き時代を感じさせてくれる。
現代のクルマに比べたら、その性能は高いとはいえない。

しかし、味わいという観点からすると、逆に現代のクルマとは比べ物にならない濃さが、隠そうとしても滲み出てくる。

 

全てが殺伐とした時代だからこそ、このアルファスパイダーで豊かさに満ちた甘い生活を味わうのは素敵なことだと思えるのだ。

 

 

 

 

 

※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています

河口まなぶ氏インプレッション!!

自動車ジャーナリストで日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員でもある

河口まなぶ氏による

弊社商品車アルファロメオ・スパイダー・ヴェローチェの

インプレッションです。

 

 

同型車種のご購入をご検討されている方は

是非ご参考にされてください。

 アルファロメオ・スパイダー・ヴェローチェ(ブラック)

1993年式 18,000km 車検2年付

その歴史を紐解くと実に26年もの長きに渡って生産されてきたのがアルファロメオ・スパイダー。

1967年に登場し、時代に応じてデュエットと呼ばれるシリーズ1、コーダトロンカと呼ばれるシリーズ2、エアロディナミカと呼ばれるシリーズ3、そして最終モデルとなったシリーズ4と大きく4つに分かれる。

今回の試乗車は年式からも分かるように、最終モデルのシリーズ4である。

1989年のマイナーチェンジによってパワステ装着車や3ATが設定されたが、この個体はまさにその3ATを搭載したモデルだ。

まず驚くのがコンディション。

走行距離も奇跡の1万8000キロと、アルファスパイダーでは今後二度とは出会えないだろう距離の少なさ。それを静かに物語るのがエクステリア/インテリアの状態で、ともに約20年前のものとは思えないレベルにある。

 

 

 

 

ブラックの塗装は艶やかで、張り替えられたであろう幌はアイロンのかかったシャツのように折り目正しい状態だ。

しかしそれ以上に嬉しいのはインテリア。

ベージュのレザーとアルカンターラのコンビシートは運転席こそ乗り降りによって多少サイドサポートがヤレているものの、それでも極上のコンディションといえるだろう。

プラスチックパーツも年式を考えたら素晴らしい状態を保っている。

 

では実際に走らせてどうか?

 

 

まずATであることで気楽に乗れる点が大きい。

このクルマの場合、MTはやや華奢な感触があるため、クラッチ操作等で丁寧さが求められるがATならばそうした気配りから解放される。

 

 

つまり気軽にクラシックを愉しめるわけだ。

 

 

 

乗り味は現代のクルマからすると非常に繊細で、革の継ぎ目が一カ所しかない手触りに優れたステアリングを回せば、最近では皆無といえるスローなギア比ゆえの濃厚なフィールが味わえる。

そして動きのひとつひとつに味わい深さがあるため、エンジンは非力でパンチはないものの、スピードやパワーに頼らず楽しさを存分に享受できる。そして屋根を開ければ実に豊かな時間が流れ出す。

 

 

そういう意味ではこの個体は、バーゲンプライスながらも、まさに背伸びせず身の丈で楽しむことができるヤング・クラシックといえるだろう。

 

 

 

※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています。

河口まなぶ氏インプレッション!!

自動車ジャーナリストで日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

でもある河口まなぶ氏による

弊社商品車・アルファロメオ159スポーツワゴンのインプレッションです。

 

 

同型車種のご購入をご検討されている方は

是非ご参考にされてください。

アルファロメオ159スポーツワゴン 2.2JTSセレスピード

2010年式 18,000km 車検2年付

 

 

 

2007年4月に、人気モデルだった156スポーツワゴンの後継として日本上陸を果たしたのが159スポーツワゴン。今回試乗した2.2JTSセレスピードTIは、その後2008年11月に一部改良を受けた際に追加されたスポーツバージョンである。

TIとはTurismo Internazionaleの略で、アルファロメオ伝統の称号である。ノーマルとの違いはローダウンタイプのスポーツサスペンションを採用することに始まり、235/40R19サイズのタイヤ&アルミホイールを採用すること。

大径のホイールだけに試乗車のそれは擦り傷が多めなのが残念だ。

とはいえアイスホワイトのボディは未だ美しい輝きを残す他、TI専用のサイドスカートや、レッドに塗られたブレーキキャリパー(前はブレンボ社製)などが魅力的なアピアランスを引き立てる。

 

 

 

一方室内は、TI専用ダークカラーのインテリアトリムや専用デザインメーターパネル、アルミ製スポーツペダルなどを与えたのが特徴。

こちらは走行距離も1万7000キロとあって、いい感じにエイジングが進んでこなれた感がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に走らせると、TIらしいダンピングの効いた乗り味。

また19インチと大径タイヤ&ホイールだけにバネ下の動きはそれなりに大きく路面の細かな凹凸も拾うため、路面によってはボディを揺する振動も伝わる。

ただこれもタイヤ銘柄を変更すると印象が変わる部分といえるだろうし、ワインディング等ではしっかりと粘りを感じさせつつキレ味も併せ持つハンドリングを魅せると考えると、デイリーユースのこうした感覚には目をつぶってもよいだろう。

 

 

 

最も印象的だったのはエンジンで、回転が非常に軽快に吹け上がること。走行距離を考えると適度にアタリがついている印象で、以前もしっかりと回したからこその吹けの良さを感じる。

サウンドも耳に心地よく響く。

また156スポーツワゴンと違い、荷室はちゃんとセダンより広くなったため、単に見た目がスポーティなだけのワゴンでなく実用性も高いのがポイントである。

それでいて走らせれば例え普段使いでもアルファロメオの官能を感じられるのだから、毎日気持ち良さを味わえる実用車とも評することができるのだ。

 

※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています。

河口まなぶ氏インプレッション!!

モータージャーナリスト 河口まなぶ

 

自動車ジャーナリストで日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

でもある河口まなぶ氏による

弊社商品車・マセラティシャマルのインプレッションです。

 

 

同型車種のご購入をご検討されている方は

是非ご参考にされてください。

 

 

 

 

 

 

 

セラティシャマル(ダジング ブラック)

1992年式 37,000km 車検26年10月

 

 

 

 

 

1980年代にマセラティ社復活の礎となったボトゥルボ・シリーズのスポーツモデルとして存在したカリフをベースとして、スポーツ性を強調したモデルとして1989年に発表、翌1990年から生産が開始されたのが「シャマル」である。

 

ベースであるカリフが既に、ビトゥルボのショートホイールベース版スポーツだっただけに、シャマルはそのエボリューション的な位置づけでもあった。実際に搭載されたエンジンは3.2LのV8DOHCにツインターボを組み合わせて、最高出力326psを達成。これを6速MTを介して後輪を駆動し、最高速は260km/h以上と謳われた。

 

 今回の試乗車は1992年式で、マルチェロ・ガンディーニがデザインを担当したスタイリングは、現在でもハッとさせられるものをオーラとして放っている。ダジング ブラックと呼ばれるボディカラーは今でも艶っぽさを失っておらず、非常に深みのある輝きを放ち、時が経過したことを感じさせない雰囲気を醸し出している。

圧巻はインテリア。レザーがふんだんに使われた室内は、新車当時の空気感を残しているもので、特にレザーは非常に優れたコンディションを保っており、この空間にいるだけで時間が経つことを忘れるような寛ぎを感じることができる。

 

エクステリアは極めて戦闘的ながらも艶を感じさせるエレガントを含み、インテリアは当時のラグジュアリーを存分に味合わせるシャマルだが、その走りは実は硬派という表現が相応しいものである。

まず多くの人が現代のクルマに比べて、クラッチの重さを意識することになるだろう。加えてクラッチのつながりが上にあるため、床まで踏み込んでしまうと戻しのコントロールに難しさを覚える。またエンジンが極めてパワフルかつトルクフルで低速でも高いギアで扱えるドライバビリティを備える一方、それがゆえにリアデフ等への入力も強いため、ABCのペダルワークには丁寧さと正確さが求められる。現代車のようにガンガン操作してしまうとメカへの負担が大きいだろう…とそこまで思わせるほど様々な情報が身体にインプットされる部分も特徴的だ。

エンジンは3500rpmを超えるまでは適度にトルクがあるエンジンだな、と感じる程度だが、そこから先は一気に力が増してリミットへと達し、リアを激しく沈ませながら加速して行く。そしてシフトチェンジ時には、ウェイストゲートから吐き出される空気の音がハートをくすぐる。しかし気を抜く間もなく次の正確かつ丁寧な操作が求められる。

試乗車は標準よりもハイトの高いタイヤを装着していたため、ややソフトな乗り味を伝えて来たが、それでもハンドリングは非常に落ち着いており、ボディの大きさからは想像できないほどの安定感も伝える。そしてダンパーやタイヤを交換すれば、もっと優れたスポーツ性に溢れた走りを披露してくれることを容易に想像できるフィールに満ちている。

シャマルは圧倒的な性能を、丁寧かつ正確な操作でなければ引き出せないという、高レベルなドライビングが要求される1台だと感じた。同時にこのクルマをしっかりと仕上げて、乗りこなすということは男としての甲斐性を図られている気さえする。そう考えるとシャマルは実に手強い美人といえる1台に思えるのである。

 

※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています。

河口まなぶ氏インプレッション!!

モータージャーナリスト 河口まなぶ

自動車ジャーナリストで日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員でもある河口まなぶ氏による弊社商品車・ランチアデルタインテグラーレEVOⅡのインプレッションです。

 

同型車種のご購入をご検討されている方は是非ご参考にされてください。

 

 

 

 

 

ランチアデルタインテグラーレEVOⅡ

車体色:ビアンコ

走行距離:37000km

年式:1995年

車検:2年付

排気量:1990cc

 

 

                                                                  1979年にデビューし、実に1993年までの14年という長きに渡って生産されたランチア・デルタ。

今回試乗したHFインテグラーレ・エヴォルツィオーネ2と呼ばれるモデルは、時間とともに進化してきたデルタの最終型である。1993年に発売された“究極のデルタ”であるエヴォ2は、最高出力が215psとなった他、タイヤ&ホイールは16インチに変更されたのが特徴となっている。

試乗車は1995年式となる最終モデルで、走行距離は3万7000キロ。

まずエクステリアだが、さすがに新車時の輝き、というわけにはいかず、小傷等はあるものの、約17年が経過したと考えると状態は良い方だろう。一方でインテリアは驚きのビニール付き。カーペット部分のそれがはがされずに残っていた。

とはいえさすがにデルタ伝統ともいえるアルカンターラのスポーツシートは、運転席側は年式なりにヤレは見られる。

ただ助手席やインテリアに関してはかなりコンディションは優れており、運転席以外は新車から少し経った状態のように目に映る。

またこの個体はマフラーやステアリングが社外品に交換されているが、これも“らしい”ものなので雰囲気は全く壊れていない。

では実際に乗ってどうか?

率直に新車から比べると足回りは若干ヘタりがあるように感じるが、これはタイヤが古いことも関係しているだろう。もちろんこれはタイヤを替えれば済むこと。さらにダンパーやブッシュ等を替えれば、相当に味わい深い走りが手に入るだろうと予測できる。

また同様にウェザーストリップが劣化しているため、高速走行で空気の吸い出し音がある。しかしこれも同様にリフレッシュしてあげることで回復できるだろう。

印象的だったのはエンジンの実力の高さ。現代のターボと比べると明らかにドッカン型であるが、パワー感はかなりのもの。

ボディがコンパクトかつ軽量なこともあって、最近では味わえない痛快な感覚が身体に染みる。

またハンドリングも含め、現役のスポーツモデルと比較しても全く色あせないスポーツ性を感じさせる点も魅力的。それだけに、消耗パーツをリフレッシュしてあげて、本来の実力を存分に引き出して上げたいと思える1台だったのだ。

(※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています。)

河口まなぶ氏インプレッション!!

モータージャーナリスト 河口まなぶ

自動車ジャーナリストで日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員でもある河口まなぶ氏による弊社商品車・アバルト500ESSEESSEのインプレッションです。

 

 

同型車種のご購入をご検討されている方は是非ご参考にされてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FIAT 500 ABARTH esseesse 車体色:ボサノバホワイト

走行距離:5,000km

年式:2011年

車検:2014年6月

排気量:1,360cc

 

 

現代に蘇ったアバルトは、かつてと同じくフィアットの500をベースにしたモデルである。

 

 

 

 

以前はフィアット500同様にRRの駆動方式を採用したホットモデルだったが、現代のアバルトはベース車であるフィアット500が

新世代のFFモデルとして登場した経緯があるため、図らずもFFホットハッチへと転身したわけだ。

そんなアバルトをベースに、さらにチューニングキットを与えたモデルがこのesseesseと呼ばれる仕様である。esseesseのキットは、日本では新車時に取り付けるか、もしくは走行2万キロ以下かつ購入1年未満で後付けができる。内容は専用のECUやエアクリーナーによってノーマルの135psから160psへ馬力アップされる他、トルクもスポーツスイッチを使用した際に、21.0kgmから23.5kgmへとアップしている。また車高が15mm低くなるローダウンスプリングと、KONIのFSDショックアブソーバー、そして205/40ZR17サイズのタイヤ&ホイール、前後ドリルドディスクのブレーキと専用パッドが与えられ、定価は54万6000円となっている。

今回の試乗車は並行輸入車であるため、内装は日本のアバルトとは異なるトリムレベルで、シートはブラックでセンターにレッドのストライプが入るものとなっている。またエアコンも日本仕様がフルオートになるのに対し、こちらはマニュアルとなっている点が異なる。

走行距離が5000kmであるため、実際に走らせた印象としては“ほぼ新車”である。足回りは、esseesseであることよりもむしろ、新しいからこそまだ硬さが残っている感じとさえ思えるほどだ。

エンジン/トランスミッションもまだこれから美味しい時期がやってくるわけで、全く不満は感じないものだった。そして当然エクステリア/インテリアも気になる傷等は皆無だったと報告できる。

車検も再来年の6月まで残っていると考えると、248万円の価格は非常に魅力的。これから付き合いを始めるのには、絶好のコンディションといえるアバルト500だった。いや、この個体はさらにホットなesseesse。そう考えると、なおさらお買い得なモデルといえるだろう。

 

 

 

(※このインプレッションは当該車両の状態や性能を保証したり、購入時の責任を負うものではありません。あくまで個人の感じた印象を記しています)

Page Top