コレツィオーネTV > ニュース

Vol.149 かっこいいって重要…。

ネタとしてはもう随分前から世の中に出回っていたのだけれども、ここまでの流れからセンスの良いMODというテーマに則り、触れておきたいものがある。

今年2020年の初頭に、郵便局の配達バイクのアイコン、ホンダカブがEV化されるといったニュースが出たが、それを遡ること2年、2018年に一部マニアの間で話題になったのがレトロフィットキットによるカブの電動化だ。

 

Shanghai Customが開発しているのだが、30万そこそこで、今度は正直本家を上回るセンスの良さでMODを果たしていると、イタリアでも話題持ちきりである。

https://www.sh-customs.com/electric-bikes

 

そもそもものすごい数のEVバイクメーカーがひしめく中国だが、そこんとこのノウハウを考えれば、こうしたレトロフィット作成など、技術的にはお茶の子さいさいなのだろう。

 

Pix courtesy of veloce
magazine

 

 

それよりもなによりも、プロダクトとしてかっこよく、魅力的に見えるという点で、このシャンハイカスタムはとってもイケている気がするのは私だけだろうか? (もちろんこのノーカウルの状態で郵便配達はできないけど)

 

 

 

 

その意味では本家のカブはデザインとしてはさほど魅力がない。

申し訳ないが、オリジナルのデザインそのままに電動化を図ってくれたほうが、よっぽどプロダクトイメージの向上につながると思うのだが…。

 

 

それではまた近々

 

A Prestissimo!!

 

Vol.148 デルタよ、お前もか?

引きも切らず再生の話題の多いランチアデルタインテグラーレ。
今度はついに、電動化のキットが出るという…。

 

前号でMODはアリ! とのたまった私だが、インテグラーレのオーナー的にはさすがに電動化については????というのが正直な意見である。

 

先にも、イギリスでアストンマーチンDB6 Mark2が電動化されるだの、アルファのデュエットが電動だのと、まあ世界的には流行ってはいる。

今回このインテグラーレの電動化キット、その名もe-integraleというらしいが、そいつを送り出すのはフランスのラリークロスチームGC Kompetition。

pix courtesy of GCK

その世界では名の知れた組織だが、オーナーも2017年のラリークロスチャンピオンという新進気鋭の会社だ。

新型コロナの影響は不可避だろうが、一応のリリースとしては2020年の10月には出荷できるようにしたいとのこと。

今回彼らのリリースするレトロフィットシステムは、多種多様な対応が可能なようで、デルタはあくまでその第一弾とのこと。

楽しみなような、ちょっと違うような…。

いずれにせよ、事の次第を見守りたい。

 

それではまた近々。

 

A Prestissimo!!

Vol.147 ビンテージアルファのMOD!

特にアメリカで盛んなMOD。つまり改造。最近は日本でも徐々に広まりつつあるようだが、以前と違って、悪い感じではなく、改善的な意味での改造なのも流行の理由かもしれない。

前回ランチアを褒めちぎるにあたり、ややアルファをないがしろにしたように聞こえる発言もあったので、そこを否定しつつイギリスで話題のジュリア系のMODについて紹介したい。

英国のアルファホリックと聞いて、ご存じの方も多いかもしれないが、一応説明しておくと。いわゆるビンテージアルファのチューンナップパーツを取り扱うお店なのだが、個人的にはそのセンスの良さにいつも感心させられている。

些細なパーツから、Juniorのフルカーボンボディまで、実に幅広くそして細やかなラインナップが特徴。
なかでもボディパーツなどのダイアグラムをちゃんと載せるなど、愛に溢れた情報展開も好感が持てる。

センスが良いというのも、やはりむかーしの改造というと、暗に「ブラックボックス」的な部分がとても多く、ショップの大将にしかわからないレシピや独特の世界があったわけだが、そういった類が全く感じられない。

Pix courtesy of https://www.alfaholics.com

 

 

カーボンボンネットや専用のMOTEC製ECUなど、もはやキャブ車ではないばかりか、210HPも発揮するようになっている。

 

 

pix courtesy of Alfaholics

 

 

もちろん、パッと見は古いママ。でも走れば痛快といった類だ。

もちろんそれなりの出費は覚悟しなければならないが、正直没個性な現行車種に大枚を用意するよりは、随分とセンスの良い世界だと思う。

 

 

pix courtesy of Alfaholics

 

 

皆さんはどうお考えになるだろうか?
私ももちろんオリジナル至上主義なんですが、これはこれでアリなのかなと…。

もちろん、今年のCOVID-19のせいで、荷物が届くのに時間がかかっているようですが、それでも昔とは比べ物にならないほど簡単に通販できるので、試してみるのもいいのでは?

 

それではまた近々。

A Prestissimo!!

Vol.146 Lanciaの魅力 その1

世の中には星の数ほどランチアの魅力を語った記事があるので、いまさらここで書く必要もないほどだし、おこがましい限りだが、イタリアで暮らした日本人のいちランチアファンとしていくつかエピソードを紹介したい。

 

 

ランチアはの魅力は、その控えめでありながら、強い主張があるというアンビバレンシーにある。

エレガンテでスポルティーバ。
ある種イタリアの価値観の最上位にあるこの2つを兼ね備えるのはランチアなのだ。

 

これはあくまでイタリアでの議論の例なのだが、例えばフェラーリといえば新参者。もしくは派手で煩い車で切り捨てられる。

もちろん嫌いじゃないし、F1も応援する。ピニンファリーナの流麗なボディは、美しい女性に勝るとも劣らない魅力があるのも事実だし大いに認めている。

しかし、果たしてそんな彼女と結婚するかという問題になると、「乗るならランチアだ」という向きはフェラーリ社内にだって多い。
アルファロメオは? イタリアにおける両雄の片割れであるし、その歴史やFIAT以前の歴史的なモデルに尊敬すらしている。ただ、ランチアから見ればやや荒くれ者というか、少々軽い感じがする。
素晴らしい伝統は認めるし、独特の美しさは称賛の対象だ。もちろん否定はしないが、実はゆるい乗り心地やハンドリング。「かっこよけりゃいいだろ?」的な部分など、やっぱりランチア党からすると「俺は乗らん。」という意見が多く聞かれる。

 

ここまで来るとランチアは「偏屈者の乗り物?」ってことになるが、それも否定しない。パッと見てわかってもらえるようなことを求めておらず、味わって初めて良さがわかり、それを一瞬で見抜く人を相手にしたいという、ちょっと偏屈さがかっこいいと思っているフシがある。つまり、ランチアの良さがわからんような奴に「うちの娘はやらん!(謎)」という感じか…。完全なる偏屈。

 

lanciaprisma多くのモデルの個性的なフォルムは「わかっててやってる」ものであるが、それは何より、主人公は車ではなく、乗り手であるというスタンスがある。
無骨で不器用な感じがあるのは、旧ベントレーや旧アストンマーチンの文法に近いというと話が通りやすいかもしれない。

 

それを証明するように、たとえFIAT傘下になったあとのモデルであれ、テーマやプリズマから出てくる人は、やはり「キチッとした人」に見えるから不思議だし、海辺や都会でも、なんとも言えない風格と存在感を示してくれる不思議さがある。

長くなってしまったが、FIAT以前のランチアについてのお話はまた次回!

 

それではまた近々。

 

 

A Prestissimo!!

VOL.145 Lanciaといえば…。

lancia_LogoLanciaといえば?

今の世の中、現地イタリアではイプシロンこそがランチアってことになって久しい。
それが悪いってわけではないが、やはり寂しい。今は亡きセルジオ・マルキオンネFIAT代表が嫌いだったのか、本当にこの30年ほどは不遇が続いている。

 

いま、ランチアといえば旧車好きならデルタだとかストラトスの名前が上がるだろうが、もちろんそれは紛れもない真実としても、現地のマニアやいわゆるクラッシックカーファンの間じゃ「Lanciaを語るならFIAT時代はやめとけよ」という流れもあるのは事実。

つまり、69年以降のランチアブランドはフィアット傘下に入ってからのものなので、本当のランチアではないという流れが、真正ランチアファンの間では一つの常識とされている。

 

 

ここではあえてランチア原理主義と呼ぶが、それでいうと、フェラーリやアルファなんかも同様。頭では理解しているし、本来そうあるべきだとも思う。一方で、多大なる名誉の礎となったモデルはランチアの名に恥ないものだと思うので、そりゃアリだと都合よく理解している。

ストラトスはランチア・ベルトーネ・フィアット・フェラーリだし、037だって、ランチア・ピニンファリーナ・アバルト・フィアットだ。

言い方を変えると、だからこそ例外として認められているのかもしれない…。それにしても今見てもすごいコラボだ。

話をもとに戻すと、そんなファンの思いは別としても、69年以前のランチアにはたくさんの素晴らしいモデルたちが存在している。

 

AureliaB24Spider.jpg.001近年の旧車ブームで徐々にその良さが再発見されているようだが、アンダーステイトメントの鑑のようなイタリア車なので、キャッチーでないことは認める。しかし、ランチアの先進性や独特の世界観は他の車では味わえないものがあるのだ…。

(つづく)

それではまた近々。

 

A Prestissimo!!

VOL.144 音楽を分析するYoutuber

ちょっとは明るい話題ということではないが、せっかく時間がたっぷりあるのであれば、いろいろと没頭できるネタでもご紹介したい。

 

このサイトをご覧の方たちは世代的には音楽にズッポリとハマっていた人たちが多いと想像する。
今では、いろんな世界中のアーティストの秘蔵映像やライブ、貴重なTV出演時の映像やラジオ音源など様々なものがYoutubeを通じて楽しむことができる。

その中でプロ・アマ問わず人気を誇るYoutuberがいる。

 

 

アメリカ人のRick Beato(リック・ビアート)さん。そもそも音楽エンジニアであり、自身もミュージシャンである。

 

 

 

 

 

 

 

2020年4月現在で146万人のチャンネル登録者をもつ、世界的な有名人といっていいが、その魅力は何より音楽の楽しさをしっかりと伝えてくれるところである。

中でも「What makes this song great (なにゆえこの歌がすごいのか?)」
というシリーズは必見。クラッシックなロック好きから今の歌まで、各楽器のパートのトラックに分けて丁寧に説明してくれる。

 

 

 

英語が苦手という方でも、「この曲のギターソロってこうなってたんだ!」「あのソロってそんなギターアンプで弾いてたの?」みたいなことが十分楽しめる。

 

他にも全然大したことがないと思っていたプレーヤーも、実は非常に優れたプレーヤーで、見事な黒子に徹していた…、だなんてこともよくわかる。

 

相当数の投稿があるので、ぜひとも楽しんでもらいたい。

 

それではまた近々。

 

 

A Prestissimo!!

VOL.143 暗い話題が世界を包む…。

前回書いたコロナウイルスの記事は2/27。あれからたった数週間で世界はえらいことになってしまった。そして二ヶ月もたたないいま、ついに日本全国に緊急事態宣言が発令されてしまった。

精一杯前向きにしていたいのだけど、やっぱり先行きが不安にならざるを得ない。そもそも、症状がでないのに伝染るだの、感染経路がわからないのに発症するとか、もうこれは立派なホラーである。

そもそも東京という大都市で電車がまだ動いているという時点でおかしな話だと常々思っていたが、今となってはすでに後の祭りだろう。
懸命な経営者たちは、早々に通勤形態を変えたり、自宅からのリモートワークに変更している。(もちろんそれができない業種だってあるが)

人間同士の信頼が崩れるだけではなく、ちょっとしたことにもピリつく嫌な空気が世界中を覆い尽くしている。
でも、発散するにも盛り場に出かけるのはご法度。
いったいどうしたら?

こうなりゃ神や仏に祈りを捧げるしかないのか…。それでもしばらくはジッとして、今までできなかった洗車や掃除をして、オイルを替えたり郊外にドライブに出かけるなどして、日常で忘れかけていた何かを取り戻せればと思う…。

巷の噂では、ここぞとばかりにドライブに出かける人が増えているとか…。まあ、誰とも接触しないならこれぞ最も素敵な発散方法ともいえまいか…。

 

できるだけ明るい話題をと思ったが、流石に避けて通るわけには行かない状況に陥っている…。

それではまた近々。

 

A Prestissimo!!

Vol.142 苦労は金で買える

thema832なんとも恐ろしいタイトルだが、これは事実だ。
甘美な誘惑に身を落としてしまったタレントたちの話題が引きも切らないが、これは車のハナシ。

 

まだバブルの華やかかりし頃、ちょいワルならぬ、本ワルオヤジたちを虜にした一台といえば、ランチアテーマ832をおいて他はないだろう。

 

かくいう筆者も所有していたことがある。かなりの車遍歴はあると自負しているが、とびきりの一台という意味では、おそらくこの832が最高だったと思う。オリジナルともいえるフェラーリ308よりも、魅力の総合評価では上回っていると言い切れる。

 

なぜいまさらこんなハナシをするかと言うと、実は当時の「ご同輩」から、今一度832に乗りたいというハナシが出ているのだ。もちろん、全力で止めた。個人的な最高「だった」といっているところからもおわかりのように、過去のものなのだ。そう、いまは思い出の中に生き続けている。

まるで映画のような、男女の燃え上がる恋愛など体験したことはないが、832との体験は、他のどの車でも得られなかった「特別」があった。

FFだし、トルクステアだって結構ある。でも、「具合が良い」という言葉以外にいい表現が見当たらない。

ジーパンなどで運転することを想定していないデリケートなポルトローナ・フラウの内装。少々華美に過ぎるとも思えるウッド類。一見なんのことはないセダンなのに…。

Ferrari vs Fordでも出てくる、元FIAT会長ジャンニ・アニエッリだって、ワゴンに改造して乗っていた。

 

832Gianni

 

同時期のマゼラティ・ビトゥルボなどのチャラさ(スマヌ)はなく、物腰低くも主張は強いという絶妙さが魅力。

ドライバビリティだのトラクションだのエンジンパワーだのって、誰でもわかりそうな部分以外も、すべてきっちりと大人の勝負をしてくれた稀有な一台。それが832。

 

アノ頃のフェラーリなら当たり前だけど、2万キロに一回は必ずタイミングベルトを交換せよだなどとかかれたユーザーズマニュアルなど、おしゃれと身だしなみ同様、お手入れを欠かすことなど許されない一台。

 

 

今では、パーツも含めて、いろいろと読めない車になってしまったけれど、苦労は買ってでもすべしという言葉に習い、死ぬまでに一度は経験してもいい一台かもしれません。少なくともイタシャ好きを語るならね…。

なお、コレッツィオーネでは販売しておりませんのであしからず…。

 

それではまた近々。

 

A Prestissimo!!

 

 

Vol.141 パリ・レトロモビル2020 part.2

SVJスーパーカー世代なんて言葉があるが、やっぱり今見ても、誰が見てもスゴイものはスゴイのだ。

アノ時代をしてレア物の王様といえば、やはりランボルギーニ・イオタだろう。

元祖都市伝説のようなイオタは、イタリアでは使用しないアルファベット「J」をコードネームに持つミウラのレーシングバージョン。とは、スーパーカー時代で語られたざっくりとした知識。

実際は、すでに多くの書籍などでも知られるように、レースではなく、ミウラの進化系のために当時のレース規定に則った改造が行われたある種のテストモデル「ミウラSVJ」がその正体。

SVJ02

 

細かい話をするとまったく夢のない話になってしまうので止めにするが、イオタ(ここではあえてそう呼ぶ)が、ランボルギーニのヘリテイジ部門、プーロストリコの展示で持ち込まれていた。たとえ関係者であれ、子供のような真剣な眼差しで写真をとっていたオッサンを見よ! これがかっこいいスーパーカーの紛れもないオーラの為せる技なのだ。

SVJ01

 

やっぱり、かっこいい。ミウラがかっこいいのに、それを崩さない感じで見事なモデファイがなされた数少ない例だろう。潮来のオックスではなく、飛鳥の兄ぃに乗ってほしかったのだが、それもまた言うまい。

 

それではまた近々…。

 

 

A Prestissimo!!

Vol.140 パリ、レトロモビル2020 part.1

毎年恒例のレトロモビルに行ってきた。

折からのコロナウイルスの話こそあったものの、2月の第一週のレトロモビルには大きな影響もなければ、マスクの人も殆どいなかった。何より、暑かった…。会場の熱気ではなく、気候そのものがだ。

retro

 

 

オーガナイザーが変わった今年だが、大きな変更もなく、相変わらず強烈な車たちを販売する業者が軒を連ねたレトロモビルだったが、さすがに、猫も杓子もすべて高額という流れは一段落したようで、ヒストリー的に重要なもの以外は、わりと落ち着きを見せてきているような感触を受けた。

 

何がトピックなの?
そう聞かれると、ちょっと答えに窮してしまうが、いわゆるフツーの車たちがなんとなく輝いて見えた。中でもいろんなことがあったルノーさんはCLASSICシリーズの展示にさらに力が入っていたように思える。

 

Renault

これって、もしかして…。というような「アノ日本車」の元になったと思しき17や、いつ見てもやはり秀逸なデザインの5をはじめ、TORINOなどの珍しいモデルもレストアして展示されていた。

R5_01

ルノーさんの場合、こうしたヘリテイジがこれからのモデルにどう生かされていくのかは、相変わらずまったく見えないのだが、願わくば5などはぜひ復活してほしいと個人的に思う。

R17

実は黒やグレーといった東京のような色合いの車が多いパリにおいて、やはり5のようなかわいい車が明るくオシャレな色を纏って元気に走る様は必要なのではないだろうか?

結局エコだの空力だの言って、まちなかをつまらなくしてくれたカーデザイナー諸氏は、今一度反省してほしいところだ(何目線?)。

人間様の都合を言い訳にしたデザインではなく、やっぱり素敵な街や生活や人々を彩る車のデザインがこれからは必要なのではないだろうか…。(やはり何目線?)

 

それでは、また近々。

 

A Prestissimo!!

 

Page Top