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Vol.068 明るいことはいいことか?

IMG_0908今回は連続する旧車ショーの話にちょっと小休止を入れ、イタリアで巻き起こるとある論争について少々。

 

 

いま、世界各国で街灯のLED化が標準化されつつある。
言うまでもなく明るく、消費電力が少なく、安全面でも経済面でもそのメリットが受け入れられているのだが、欧州のいくつかの都市においては、ちょっと簡単に事は進んでいないのはご存知だろうか?

 

 

 

 

 

かつてのフランス車がイエローバルブを推奨し、街の景観を保とうとしたのは一昔前の話だが、多くの歴史都市では「景観の保持」という大きな使命を担わされているのが現実だ。

 

パリ、ウイーン、ローマ、ヴェネツィア、フィレンツェetc.
電気代軽減よりも美意識を大切にするという気概は、個人的には実に素晴らしいと思うし、これらの街の多くは観光によって潤っているわけだから、景観にこだわるのはある種当然の義務のような気もしている。

 

 

 

IMG_3821そんなこと、これらの街というか国は当然と考えていると思ったのだが、そこはイタリアだ。なんとあのローマが街灯の一部LED化を行なったのだ。

 
結果は火を見るより明らかで、写真の新聞記事のように、まさに「即炎上」しているわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

LEDがローマの街の趣を台無しに…。

とまあ、そんな記事なのだが、そんなことはやる前からわかりきっていたはず…。
ともかく財政厳しいイタリアにあって、この選択肢は経済的には仕方ないところなんだが、それでもやっぱり実より名を取るべきなのではないかと思ったりする。
ちなみにフィレンツェの中心地は数年前の街灯の照度でさえ激しい議論がなされたのだが、無論景観優先に落ち着いたのはいうまでもない。

 

 

 

 

 

名より実を取り、すっかりと面白みのない街になった東京。
イタリアを手本にとも思ったが、時代がそれを許さなくなるのだろうか…。

それではまた近々。

A prestissimo!!

 

Vol.067 欧州リポート2017第四弾

IMG_3842さて、今回はミラノだ。
ミラノといえばアルファ(単純?)。

というわけでアルファ・ロメオの殿堂、「Museo Storico Alfa Romeo」に行ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

このコーナーを御覧頂いている方で、現地に行かれたことのある方もいらっしゃるだろう。が、イタリアの博物館は美術館同様、結構企画展を行うので、数カ月に一回は見どころが変わるので、何度行っても飽きない。

 

 

 

 

IMG_3806実は私は今回のムゼオ訪問が初めてだったのだが、やはり圧巻のボリュームと展示物のお宝度合いには大満足。少々市街地から離れているのでアクセスこそ良くはないのだが、一見の価値はあるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今や高嶺の花の最高峰でもある戦前モデルから、航空機のエンジン。F1をはじめとするレーシングカーたちに圧倒されること請け合いだ。

 

 

 

 

 

 

IMG_3758日本人的な世知辛い見方をすれば、この博物館は採算が取れているのか心配になるくらいだが、それでもやはりイタリアの自動車メーカーというのは意地でこうした文化を守ろうとしているのが流石と言わざるをえない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく簡単に日本のメーカーもかくあるべし! みたいな論調を見かけるが、例えば今回のアルファ・ロメオやメルセデスなどを例に上げるまでもなく、企業として、またブランドとしての生い立ちがあまりにも違うので、土台無理な相談だと私個人思うし、日本のメーカーさんも本音ではそれを望んでいないと思う。時代も違えばニーズも違う。良い悪いではなく、これは仕方のないことだと思うわけだ。

 

そんなことはともかく、ミラノへ訪れたら是非とも訪問して欲しい博物館だった。

 

 

それではまた近々。

 

A Prestissimo!!

Vol.066 欧州リポート2017第三弾

IMG_3699少々肩透かしのトリノであったわけだが、まだまだこれからパリへと続く蚤の市報告の息抜きに、トリノの名物である自動車博物館で行われていた、ジョルジェット・ジウジアーロ展があったのでそれについて述べたい。

 

 

IMG_3690トリノでこそないが、同じピエモンテ州のクーネオという町で生まれた同氏は、FIAT500でおなじみ、ダンテ・ジアコーサ氏に高校生時代に見出され、卒業を待たずFIATのチェントロスティーレに入ったという、まぎれもない天才に属する人物だ。その後は20代前半でベルトーネのチーフデザイナー、そして日本人の共同経営者である宮川氏とともに立ち上げたITAL DESIGNで数多くの名作を生み出し、文字通り一世を風靡する…。
まあ、わたしなんかが言うと失礼千万なのだが、左の自画像にしたって「巧すぎる」の一言でしかない。ごめんなさいジョルジェット先生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルトーネというビッグネームでの活躍はもとより、独立後のソロでの活動でこれほど名を残したデザイナーはいないのではないだろうか? というほど幅広く息の長い活躍をされていた。そんな彼の足跡をたどる企画展が行われていたのだ。

 

 

 

 

 

 

IMG_3712庶民に手の届かないスーパーカーから、庶民のための足といったクルマに至るまで、存分に「イタリアンデザイン」の凄さを教えてくれたジウジアーロ氏の才能には本当に敬服するしかない。
個人的にも彼のデザインであるクルマを複数台所有していたが、いずれも「わびさび」的な滋味に満ちた嫌味のない良さがそこかしこにあふれていた。

 

 

 

 

 

 

フォーマルでもカジュアルでも、時と場所を選ばない実に飽きのこない、これまた失礼千万な物言いだが、本当にクリーンでよくできたデザインで、振り返れば自分のカーライフを豊かなものにしてくれた。

 

 

 

気づけば今も彼のデザインのクルマに乗っているが、ふとしたことで街角のショーウインドーに映るクルマの姿を見るたびに「ああ、イタ車にしてよかった」と思わせてくれるのも魅力の一つかもしれない。

 

 

 

 

企画展では数多くのスケッチやゴルフやパンダの誕生の経緯をはじめ、彼のアトリエを再現したものなどが展示されており、学生さんをはじめデザイナーを志すヒトには必見のイベントだった。
次回はミラノの「ムゼオ・アルファ」についてご紹介したい。

 

 

それではまた近々。

 

A Prestissimo!!

Vol.065 欧州リポート2017第二弾

IMG_3411今年は例年と異なり、トリノが先でパリが後という日程。
その影響があったのか、なかなか大きな変化が見られた。

 

 

 
規模では比べるべくもない両者だが、人気のブランドを多く抱える本場トリノで「掘り出し物」を期待していた人間としては、実に寂しいことになってしまったのだ。

 

 

旧車の価格が年々上がっていることは、何度も何度もご紹介したとおりだが、完全にビジネスという観点からすると、たった数日しか間が空かないこの2つのイベントで、どちらに出品したほうがいいか? という問題には議論の余地さえないだろう。

 

 

 

 

 

 
IMG_3635かつては王国と言ってもいいほどすばらしいメーカーやカロッツェリアが濫立していたトリノ。ここで生まれ、大事にされてきたカスタムカーは数多く、黄金期ともいえる50年代後半から60年代後半までのクルマたちのオーナーがそろそろ寿命ということで、多くの掘り出し物があったのも事実だ。

 

 

しかし、そんな「美味しい話」をみすみす業者が見逃すはずもなく、多くの素晴らしいタマが海外へ流出する事態が発生している。今回特に見どころでもある地元ランチアのタマが激減していたのが印象的だった。

 

 

 

 

 

 

 

IMG_3648そんなわけで今回のトリノでは、ヤングタイマーを中心に少々マイナーかつ、今現在は人気のあまりないモデルが散見されたに過ぎない。
とはいえ、ちょっとしたレアカーや、細かいパーツでは依然として「本場の貫禄」があるので見逃せないことにはかわりないのだが…。
そんな悲喜こもごものトリノアウトモトレトロだった。

 

 

それではまた近々!

 

 

A Prestissimo!!

Vol.064 欧州リポート2017第一弾

IMG_4158毎年同じ週に行われるので両方見に行く旧車ショー。
それがパリのレトロモビルとイタリアはトリノのアウトモトレトロだ。

一方はフランスの雄であり、こなたイタリアの自動車どころが誇る蚤の市。
しかし、昨年もこのコーナーでレポートし、前号でも散々煽っているように、欧州における旧車のショーは大きな様変わりを見せている。

 

 

 

 

IMG_3529希少価値のあるクルマ、レースヒストリーのあるクルマなどは高騰の一途をたどり、はては現状ブランドが維持されているかどうかも危ういようなランチアまでが今回の両方のショーで「Heritage」というブースを出す始末。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古い車をレストアするだけでなく、新しいネタとしてブランディングに役立てようという魂胆が丸見えな、もはやオークションやマニアを満足させるためのイベントだけではなく、重要なマーケティングの場所として変革しつつある。

おそらく今回の2つのショーについて細かく語ってしまうと、4月のあたまに控えている次なる大物、ドイツのエッセンのショーが始まってしまい、昨年同様このコーナーが旧車ショーと高値更新の報告ページになってしまうこと請け合いである…。

 

 

 

 

IMG_3561それでも止まらないのが、この世界の今である。
ちなみに今年は大人気カテゴリー。ラリーのグループBが廃止されグループAになって30周年。それだけでこれまでのグループBカーがまたしても値上がりし、グループAの初代王者にして現在もヤングタイマー世代の旧車で凄まじい人気を誇るランチア・デルタがさらなる価値高騰をみせようとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

eBayでは日本の過去のインテグラーレの本が売られ、トリノではさまざまなチューンナップパーツも活況だ。

こうなりゃ、目に入るモノ、出来事を逐一ご報告していこうと思った次第。
文化的側面が最近損なわれているなと反省しつつも、これも重要な文化かなと割り切り始めたのも事実。
どうかお付き合い頂きたい。

 

それではまた近々!

 

A Prestissimo!!

 

Vol.062 パドヴァ part2

IMG_3208 (1)
振り返るとここ最近、やたらと旧車の価格高騰にばかり触れているが、やはりこのコーナーの性格上どうしても触れざるを得ない話題なのでご容赦いただきたい。

 

前回も予告したようにここは昨年2016年の北イタリア、パドヴァで毎年行われている旧車イベント「アウトモトデポカ」のレポートだ。

ここ1,2年の傾向として、とにかく希少性の高い車に高値がつく傾向にある。それはレーシングモデルしかり、戦前のモデルしかりで、とにかく手に入らないクルマにこそものすごい値段がついている。

 

 

 

 

IMG_2970市場原理からもそれはそのとおりなのであるが、完全にアートの域としてとらえられつつある旧車たちは、春のエッセンよりもさらにその色を濃くしていた。
わかりやすい現象といえば、来場者の多くがバイヤーと思われる人たちが急増しているということだ。

 

 

 

 

 

パドヴァは30年以上の歴史があるとは言え、少なくともイタリアによくある蚤の市の延長であることに違いはない。パドヴァという比較的富裕層が多く、さらにドイツやオーストリアに近いという地理的優位点を鑑みたとしても、やはり昨年の来場者にブリティッシュイングリッシュやフランス語が多く聞こえたのは、「時代」と言うものなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_3010売れるものが徹底的に買い漁られる…。
それがさらなる希少性を呼び、高値になっていく。
日本に多く生息している(厳密には「いた。」)ランチア・デルタなどその最たる例だ。いまや日本よりも欧州のほうが完全に高値になっているし、これからも上がるだろう。

 

 

 

 
旧車ファンにとっては悲しい出来事のように聞こえる部分もある一方で、ヤングタイマーと呼ばれる80年代あたりのクルマでさえ、そろそろ30歳を越えようという状況で、こうした市場高騰と価値向上は高いレベルのレストアを助長していることも事実だ。

 

 

価値があるからこそ、丁寧にレストアされる…。
つまりはより長く生きながらえる市場的素地ができるということなので、個人的にはこの状況を歓迎している。

何らかの事情、他ならぬ愛情で永らえてきた美しい車、楽しい車の命を、ここにきてさらに延ばすことができるというのは、ちょっとキレイ事にすぎるだろうか?

 

 

 

 

それではまた近々!

 

 

A Prestissimo!!

 

 

 

Vol.063 高騰!旧車番付2016

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高い高いと風評のように最近の旧車価格を煽るこのコーナーも、そろそろデータをお見せするべきと判断したので(遅い?)、2016年の大物番付を発表したいと思う。(ちなみにいずれもオークションでの落札価格)

¥で表示すると気が滅入るので、各自その日のレートで電卓をはじいてほしい。
いかに狂った価格が飛び交っているかがわかるはずだ。

第一位 Ferrari 335 Sport(1957) – €32,075,200
第二位 Jaguar D Tyoe(1955) –  €19,274,336
第三位 Alfa Romeo 8C 2900B Lungo Spider Touring(1939) – €17,552,123
第四位 Ferrari 250GT Spider California LWB Competizione(1959) – €16,062,000
第五位 Ferrari 250GT Spider California SWB(1961) – €15,433,040
第六位 Shelby Cobra 260(1962) – €12,168,142
第七位 Ferrari 250GT SWB Competizione(1960) – €11.947,000
第八位 Alfa Romeo 8C 2300 Monza(1933) – €10,531,000
第九位 Bugatti Type 55 Roadster(1932) – €9,203,540
第十位 Mercedes-Benz 540K Spezial Roadster(1937) – €9,082,570

 

あたかもサーバーのIPアドレスを打ち込んでいるような桁数だが、日本円にすればもっと多いわけで…。
10台中6台がイタリア車。最も若い? クルマでもコブラの1962年。また、これら10台のうち特に数の少ない競技車両が5台を占めるので、これまた希少価値に高値がついていることが伺える。

もちろんこれはオークションなので、今後の相場というところにどこまで影響が出るのかは不明だが、上位に付けるブランドは、これからのステイタスになることは間違いないだろう。なにより、こうした旧車の販売というものが、富裕者層相手のビジネスとして注目を浴びているのは間違いない。

次回はいよいよ昨年自動車史上最高額の取引が発生したパリのレトロモビル。まだまだお宝があるだろうトリノからお伝えする。

 

それではまた近々。

 

A prestissimo!!

 

 

 

 

Vol. 061 パドヴァ part1

AUTO_MOTO_DEPOCA_PADOVA_2016これまでにも何度か紹介してきた北イタリア、ヴェネチアのそばにある街パドヴァで行われる旧車イベント「アウトモトデポカ」に行ってきた。

 

 

2月のフランス・パリのレトロモビル
4月のドイツ・エッセンのテクノクラシカ
そして10月のパドヴァが欧州の三大旧車イベントと言えると思う。

 

 

 

 

 

 

いずれもそれなりの歴史があり、昨今の旧車価格高騰と相まって盛り上がりを見せている。
一時期はネットの普及もあり、レアな部品の価格が高騰し、イタリア生活の楽しみの一つである「蚤の市」感が薄れてしまうという側面もあったが、それを補って余りある旧車ブームにより多くの人でにぎわうようになっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_2965今回は初日の平日の朝から出向いたのだが、それでも「君たち…。仕事は?」といいたくなるような人出。人気車種は前日の搬入日に業者間取引で売約済みとなったと思われる車両が結構見受けられる。

 

 

 

 

 

なんども伝えてきたことだけど、50年代60年代生まれの人たちが主役になりつつあるこの市場においては、今の車がどうにも魅力不足なんだろう、とにかくよく売れているし値段も上がっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_2949放っておいても最新の車はどんどん便利になっていくだろうし、ともすれば都市部の運転すら必要でなくなる可能性もある。そうした背景から考えても旧車は「自分で運転する乗り物」という存在意義を新たに見出されつつあるのではないだろうか。
いまのうちに長く付き合える「自分だけの車」というものを確保しておいた方がいいのでは? と思わせられたパドヴァだった。次号では気になった車たちをフィーチャーしたい。

 

 

 

 

 

それではまた近々!

A Prestissimo!!

Vol. 060 謹賀新年

IMG_0125新年あけましておめでとうございます。

今年も皆様のカーライフが豊かであることを祈りつつ、政治や技術など様々な変革の年にもなりかねない2017年をなんとか生き抜いて行きましょう!

 

 

 

 

 

IMG_2778このコーナーも、昨年のパリサロン、そしてイタリアはパドヴァのイベントなどについてもリポートしている最中でしたが、今年はまもなく東京オートサロン、そして、昨年から始まったオートモビルカウンシル、そしてさらには奇数年なので東京モーターショーがあるなど、日本の自動車イベントも目白押し。

 

 

 

 

 

 

 

 

自動運転やら、電気自動車だのと「本当にそれってクルマの価値の本質なの?」というような相変わらず消費者置いてきぼりな感じの日本の自動車業界ですが、トランプ大統領による激変が予想されるアメリカの今後を考えると、やはり唯我独尊、世界の誰もが欲しくなるようなクルマを作っていかないと、ますます今後は苦しさが増すだけというような不安も口にしたくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_1435いまさら言うまでもない大市場である中国でパイを取り合うのも重要な事でしょうが、それもまた一時的なこと。長い目で見たときに、個性なきものはどんどん淘汰されていくという厳しい世の中に、我が国日本が世界に誇る製造業は、本当にうかうかしていられない状況がさらに続きそうです。

 

 

 

 

 

 

 

引き続きこのコーナーでは、国内外の自動車イベントや、イタリアを中心としたヨーロッパの情報をお届けして行きたいと思います。

本年もよろしくお願い致します!

 

A Prestissimo!!

 

 

 

 

 

Vol.059 パリサロン part2

IMG_3181前回に引き続きパリサロンのお話を。

かつて5大モーターショーと呼ばれたパリサロンも、日本の東京モーターショー同様Aショーと呼ばれたその座を中国のモーターショーに奪われている。

AとB、具体的な違いは、ショーに各メーカーの役員が来訪するか否か。これが実は大きな違いがあることは想像に難くないだろう。市場原理主義なのでそれは仕方のないことなのだが…。

さて、そんな政治の話はさておき中身に触れたい。

 

基本は新車の発表会場なわけだが、毎回そのトレンドというのは変わっていく。
ドイツをはじめとするユーロ規制の煽りを受けた欧州自動車界にとってEVへの転換は急務。もちろんドル箱市場である中国もそのユーロに準じているわけだから、各社がEVに対する動きを見せるのは当然のことである。

 

 

 

 

 

 

fullsizeoutput_d51殆どのコンセプトカーがなんというか未だに電気ということで、やたらと白や青などの蛍光色っぽいカラーリングの、電動歯ブラシのようなデザインになりがちなわけだが、そんな中、「ぶっちゃけ電気で動けば、あとは質素でいいっしょ?」的なシトロエンのEメアリが注目されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_273170〜80年代のシンプルなバギーというか、遊園地の乗り物的な簡易な内装は先代譲りとしても、2万ユーロという低価格と、気軽さを絵に描いたようなクルマこそ、これからのEVにふさわしいのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_0037もう一つのキーワードはお約束の「コネクト」。
各社いろいろ出しているが、結局のところネットに繋がる機能を持ち合わせたクルマということなので、これまた市場的には「まあ、スマホとうまくつながってくれればOKです。」というような感じがありありと出ていて、そこんとこに今の自動車業界の葛藤が見て取れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不況は人々の目を厳しくし、実際に必要な機能や性能についてはこれまで以上に厳しくなる。その意味で消費者のためのショー、パリサロンは、今年も猛烈な熱気に包まれていたのであった…。

 

 

それではまた近々!

 

 

 

A Prestissimo!!

 

 

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